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【お酒弱い方必見】お酒に弱い体質は変えられる?それとも変えられない?)

こんにちは!ライターの遠藤です。

「お酒があまり飲めなくて困っている」「お酒を飲むとすぐ気分が悪くなってしまう……」こんな悩みを抱えてはいませんか?お酒が飲めないと、飲み会で頼める飲み物も少なくなりますし、大変ですよね。

ところで、このお酒に弱い体質を変えられるなら変えたいと思いませんか?今回は、お酒に弱い体質は変えられるのかについて紹介していきます。

お酒の弱さは遺伝で決まる

はっきり言います。お酒に強くなるかどうかは、ズバリ遺伝で決まります。端的に言うと、「強い遺伝子を持っているか」で、お酒に強くなるかどうかが決まるのです。

お酒を飲んだ際に不快な症状を起こすのは、アルコールを分解した後にできるアセトアルデヒドです。このアセトアルデヒドを分解する酵素を活性化する遺伝子を持っているかどうかで酒豪かどうかが決まるのです。

「強い遺伝子」を2本持っている人は酒豪、「弱い遺伝子」を2本持っている人は下戸となります。白人や黒人はほとんどが「強い遺伝子」を2本持つタイプ、日本人が含まれる黄色人種はおよそ半数が「強い遺伝子」を2本持つタイプです。

では、「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を一本ずつ持っている場合はどうなのでしょうか。それについては、次で紹介していきたいと思います。

お酒に「強くなる」人はいる

さて、お酒に強くなる人はいるかについてですが、お酒に強くなる人はいます。それが、先ほど述べた、「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を両方1本ずつ持っているタイプなのです。

このタイプの人は、最初は全くお酒が飲めません。ですが、飲酒の機会が増えることで、お酒への耐性がついていき、どんどんお酒が飲めるようになっていきます

日本人の45%くらいが、この「お酒に強くなれる可能性があるタイプ」です。また、このタイプの人は、「強くなる可能性がある」のに、「自分は飲めないタイプだ」と勘違いをしている場合も多いのです。

自分の遺伝子タイプの確認方法

ここまで読んで、自分がどの遺伝子タイプなのか気になった人もいるかもしれません。実は、自分がどの遺伝子のタイプなのか確認する方法があるんです。

確認する方法はアルコールパッチテストです。アルコールパッチテストとは、アルコールを含んだガーゼを皮膚に当て、その様子を見ることでアルコールへの強さを確認する方法のことです。

遺伝子タイプを確認するアルコールパッチテストの実施手順は以下の通りです。

  1. ガーゼに、消毒用アルコールを2〜3滴染み込ませる
  2. ガーゼを二の腕の内側に貼り、7分間放置しておく
  3. ガーゼを剥がし、5秒以内にガーゼが当たっていた部分の肌の色を確認する
  4. さらに10分後、もう一度肌の色を確認する

③でも④でも色が変わっていない人は酒豪タイプ、③で色が赤くなった人は下戸タイプ、④のみで色が赤くなった人は「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を1本ずつ持つタイプです。

お酒に強くなる方法

では、こういった「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を1本ずつ持っているタイプがお酒に強くなるにはどうすればいいのでしょうか。それは、アルコール分解に関連する酵素を鍛えればいいのです。

アルコール分解に関連する酵素は2種類あり、いずれも活性化するにはお酒を飲んで耐性をつける必要があります。なので、お酒に強くなるには、お酒を飲む機会を増やせばいいのです。

アルコールの代謝を繰り返すうちに、2種類の酵素が徐々に活性化されていき、徐々にお酒に強くなっていく、というメカニズムなのです。

お酒に強くなる方法の注意点

ただし、この方法には注意点が2つあります。1つは、お酒を飲まない生活が続くと、酵素の活性が下がってしまうことです。

これによりどんなことが起こるかというと、お酒への強さが戻ってしまい、少量のお酒ですぐ気分が悪くなる、といったことになりかねません。こうなってしまうと今までの努力がパーになってしまいますよね。

もう1つは、無理に「酵素を鍛えよう」と思ってはいけないということです。なぜなら、アルコール依存症に陥りやすい人のほとんどが、こういった「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を1本ずつ持つタイプだからです。

アルコール依存症になってしまうと、お酒に強くなるどころか、お酒で医師の診療を受けなくてはならなくなります。そうならないように、無理に「お酒に強くなろう」と思ってはいけません。

まとめ

今回の内容は、以下の通りです。

  • お酒の強さは、遺伝によって決まっている
  • 「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を1本ずつ持つタイプの人は、お酒に強くなる可能性がある
  • 「強い遺伝子」と「弱い遺伝子」を1本ずつ持つタイプの人がお酒に強くなるには、お酒を飲む機会を増やせばいい
  • アルコール依存症の危険があるので、無理に「お酒に強くなろう」としてはいけない

お酒が飲めないと、飲み会で飲める飲み物の種類も減りますし、飲み会特有のノリにもついていきづらいかもしれません。ですが、お酒は無理して飲むものではありません。

無理強いはもちろん、自分が飲めないと感じる時は、遠慮なく断るようにしましょう。そうしてこそ、お酒の席で楽しく過ごせますよ!