安全運転をしていたのに、
思いがけず、不自然な方法で、
一時停止違反の切符を切られて
憤慨している人が、
私の周りに沢山います。
それに対してどう対処したらよいのでしょう。
私の個人的な見解を述べてみます。
良かったら参考にして下さい。
1、事例
一時停止違反の切符を切られたとき、納得が
いかないことがよくあります。どんな場合が
あるか、例を挙げてみました。
*自分では止まったつもりでいたのに、
止まってないと言われた。
*警察が物陰に隠れて待ち伏せして違反
を摘発していた。
*工事現場で交通整理係に従ったのに
停止違反だと言われた。
*横断歩道の端にいる人が渡ろうとしな
かったので通過したら違反だと言われた。
*右折の時一時停止したのに、してないと
言われた。
*標識が木に隠れていた
などがあります。
2、基本情報
考えを進める上で必要な基本情報を、載せました。
交通違反取締件数(2018年)を下に示しました。
一時停止違反が一番多いです。
一時停止違反 1293673 24%
最高速度違反 1237730 23%
携帯電話使用違反 842199 16%
信号無視 681645 13%
通行禁止違反 681389 13%
駐車違反 217454 4%
追い越し・通行区分違反 212015 4%
踏切不停止 84471 2%
免許不携帯 57718 1%
その他 83472 2%
合計 5391766 100%
一時停止違反による点数は 「2点」です
反則金は普通車で 7000円です。
普通車 | 大型車 | |
指定場所一時不停止違反 | 7000円 | 9000円 |
踏切不停止違反 | 9000円 | 12000円 |
3、結論
結論を先に述べます。
裁判で争うより、世論に訴えた方が良いと思います。
一時停止違反処分に納得がいかなくて、
それに抗おうとすると、休暇を取ったり、時間を
割いたりしなければいけないので、自分の仕事が
犠牲になります。
仕事を持っていない場合でも自分の貴重な時間を
大量に費やすことになります。
相手つまり警察、検察は仕事としてやっている
ので給料をもらっています。
力関係が違い過ぎるのです。
例え裁判に勝っても7000円を得るだけです。
それに費やした労力は、それよりけた違いに
大きいのです。
弁護士に相談すればその費用も掛かります。
得られるものに比べて失うものが大きすぎます。
今風の言葉で言うとコスパが悪すぎるのです。
法廷闘争は止めて、それより世論に訴える方法
を考えた方が良いと思います。
4、訴訟を起こす場合
もし訴訟を起こすとすれば、どんなことが考え
られるのかまとめてみました。
行政訴訟と、刑事訴訟の2種類があるので
分かりにくいです。
行政責任には反則金、免許停止などが含まれています。
刑事責任には罰金、懲役などが含まれています。
*反則金を納付しないと
警察による捜査(刑事訴訟手続き)が行われ、
検察官が「不起訴にすべき」と判断した場合は
納付の必要が無くなりますが、「起訴すべきと」
判断した場合、裁判になります。
裁判で有罪になった場合「3か月以下の懲役または
5万円以下の罰金」という刑罰になり前科が付く
ことになります。
*点数については2点が付きます。
それにより優良運転者でなくなったり
免許停止などの不利益が発生した場合、
その時点で行政訴訟を起こすことが出来ます。
(「行政不服審査法」又は「行政事件訴訟法」に基づく手続)
*苦情申し出制度(警察法第79条)
警察職員の職務執行について苦情がある場合は、
公安委員会に対し、文書により苦情の申出をする
ことができます。
(注)交通違反については取り締まった警察署等に
お申し出ください。と書いている所があります。
*交通違反について弁護士に法律相談すると、
例えば、相談30分で3千円位、書類作成で2万円位と
書いている所があります。ただし値段は事務所ごとに
異なるので各自で調べる必要があります。
法律の知識がない者が訴訟を起こすのは無理があります。
弁護士に依頼すると、元が取れません。訴訟を起こしても
得にならない仕組みになっているのです。
仕組みを変えるための行動には意味がありますが、
仕組みの中で闘ってはいけません。
勝ち目が無いからです。
5、言論により世論を喚起する方法。
ネットで他人を中傷すると名誉棄損になるので、
やってはいけませんが、公的機関を批判することは、
いくらでもできます。まして事実なら臆することは
ありません。ネットの中で思いのたけをぶちまけましょう。
方法は、
*無料ブログを使う。
はてなブログ、amebaブログ、
seesaaブログ、FC2ブログなど、
無料ブログはたくさんあるので、それらに登録して、
自分の実体験を書き込んでいきましょう。
*「yahoo知恵袋」や「教えてgoo」を使う。
質問形式で自分の疑問点をさらけ出し、
識者の意見を求める方法です。
よく読まれているので、効果があると思います。
*mixiやtwitterなどのSNSを利用して自分の体験を述べる。
*新聞の投稿欄に投書する。
自分も同じような体験をしたという人が現れて、話が盛り上
がってくると思います。それが広がって世論になれば、
警察も考慮せざるを得なくなるでしょう。
6、ドライブレコーダーをつけよう
こちらは「ちゃんと止まった」と主張しても
警察側からしたら、「止まっていなかった」と言われたら
仕方がない。。。と思われてしまったあなた!
ちょっとまったーーーーー!
一番手っ取り早いのは、
ドライブレコーダーをつけること。
これが決定的な証拠となりますので
誰も文句言いようがありません。
納得のいかない取り調べが多いと聞くので
証拠をとるためにも
ドライブレコーダーを設置しましょう!!
7、まとめ
ネット検索すると、相談に乗りますという弁護士の宣伝が
たくさん出て来ます。反則金は7000円なので、それ以上
に弁護士相談にお金を使っては意味がありません。
割に合わない法廷闘争は避けましょう。
ネット空間を味方に付けましょう。