ダイエット食材

小麦は健康に悪い影響があるなんて信じたくない!小麦の真実とは?

こんにちは!
パン好きライターのナガオカです♪

小麦が体に良くないって、最近よくききませんか?
パン屋さん巡りが大好きな私にとって、それはとてもショッキングな情報。
(健康志向の私は、大好きなパンをあきらめるべきなの・・!?)

そこで、どういった情報が飛び交っているのか、まとめてみました。

最近は、「毒メシ」なんていうキーワードが炎上していましたが、全ての小麦が即座に悪影響があるというわけではないようです。特別なアレルギーがなければ小麦を一切断つなんていう極端なことは必要ありませんが、自分の身体に合わせて、健康的にパンや麺類を楽しみたいですね。

「グルテン」が悪さするらしい?

小麦の成分の中でも健康に影響が有りそうなものに「グルテン」があります。
昨今の小麦は、品種改良を重ねてとても美味しくなっています。このおいしさの秘密がグルテンで、パンがしっとりふっくらしたり、麺がモチモチな食感になります。

確かに料理すると美味しくなるグルテンですが、このグルテンに反応して体調不良を訴える人が増えてきました。

これは、セリアック病とよばれていて、消化酵素で分解できないグルテン分子が入ってくると、小腸の免疫反応によって起きる不調です。小麦アレルギーにも似ていますが、小麦アレルギーはグルテン以外の水に溶けるタンパク質によって起きていることもあるので区別されています。

グルテンフリーのメリット

グルテンが悪いなら、グルテンを含む小麦を避ければいいという発想は、セリアック病の人だけで無く、アスリートやモデルなど世界のダイエッターにも飛び火しました。

グルテンを含む小麦をやめると何が良くなるのでしょうか。
それは、腸内環境が改善されるということなんです!

悪玉菌の増殖、便秘、下痢が解消されるので、ニキビ等の肌荒れも少なくなります。
腸が水分、栄養分をしっかり吸収しやすくなるので、ターンオーバーが正常化し、肌のくすみや乾燥も改善、アンチエイジングに効果があると言われています。

小麦は、パン、麺類など血糖値を急上昇される食品ですので、これらを断つことには大きなダイエット効果も期待できます。頭がすっきりして、疲れやすい体質が解消することも。

え?もう!グルテンフリーって神ですか。
全人類、小麦やめた方がいいんですか?

しかし、グルテンフリーの研究は発展途上で、まだまだ医学的エビデンスには乏しいのです。
(ちなみに私はけっこうエビデンスマニアです。笑)

グルテンフリーのデメリット

落ち着きましょう。笑

グルテンを食べない、減らすことによって直接的なデメリットは報告されていません。
しかし、思いも寄らない食品にも含まれているので、セリアック病でもないのに気にしすぎると真面目過ぎるタイプの人は精神的に辛くなってしまったり、社会性に問題が出ることもあります。

今現在、原因不明の不調があるという方は、グルテンを疑ってみるというのも、一つの選択肢です。

パン、麺類、ピザ、スイーツ類、シリアル、お好み焼き、たこ焼きなどはすぐに想像が付きますね。カレーのルー、天ぷら等の揚げ物、餃子、醤油、味噌、お酒・・けっこう意外な物にも入っています。

こうして並べて見ると、気にしなければ、毎日取り過ぎているような気はしますね。
しかし、食事が偏って栄養のバランスが崩れてしまっては本末転倒です。むやみに、小麦さえさければ、全て良くなるということにはならないでしょう。

茶色のパン、全粒粉はいいって聞いたけど?

そうそう。
白い小麦はデメリットが多いけど、茶色の全粒粉ならいいって、よく聞きますよね。

これは、血糖値の上昇を表す指標GI値においては、茶色の方がよいとされています。
どうせパンを食べるなら全粒粉の方が、ダイエット向きということになりますね。

しかし、こんな報告もあります。

米国ウィスコンシン州の医師、ウイリアム・デーヴィス博士は、「全粒粉の小麦」も悪いといいます。

これはなかなかショッキングな発表です。私たちがよく口にする白米に対して玄米は栄養価が高いと言う事はよく言われていますが、白い小麦に対して生成されていない全粒粉の小麦が体に悪いと言うのは、アメリカではとてもインパクトが強い発表だったと思います。

白い砂糖は中毒性があると言う事はよく聞きますが、それは原料精製していくからと言うところに理由があります。自然界では、それほど高濃度の砂糖を大量に食べると言うことが普通はできないため、現代の清涼飲料水や、スイーツなどはとても不自然な高濃度の砂糖を口にしていることになります。

しかし、生成されていない全粒粉が悪影響があると言うのであれば、もう何を食べていいのかわかりません。

一部では、「昔の小麦品種は今では市場に存在しない」とも言われていますが、実は生産量は非常に限られているものの、小麦の古代種と言うものが今でも手に入ります。

スペルト小麦

それはスペルト小麦と言いまして、人工的な品種改良はほとんど加えられていない品種になります。

そもそもなぜ小麦が体に悪いと言われるのかといいますと、小麦が水と合わせて塗った時に膨らむ性質があるグルテンというタンパク質が、様々な体調不良や、アレルギー症状等の原因になっているとされているためです。

このスペルト小麦は、現代の小麦ほどグルテンが含まれておらず、これらのような症状も少ないと言われています。ただしグルテンフリーと言うわけではありませんので、すでに小麦アレルギーやセリアック病の診断を受けている方は注意が必要です。

とはいえ、スペルト小麦はなかなか良さそうなんですが、唯一の欠点はちょっと高いんですよね。
続けて行くには、買いやすさも重要というのが正直なところです。

まとめ

小麦が健康に良くないと言われている主な理由は「グルテン」が原因と言われています。
グルテンフリーは流行っていますが、体質によってどれほど効果があるかはわかりません。すでに体調不良を感じている方は、グルテンフリーを試してみるのもいいでしょう。

全粒粉はダイエットに向いていますが、グルテンの観点からすると全粒粉も悪いという報告も。グルテンが少ない古代種「スペルト小麦」というのもあります。

自分に合う小麦を見つけるか、または小麦を断ったほうが体調が良くなるという人もいると思います。全ての人にとって、小麦がすぐに悪影響がでるわけではありませんが、私たちの食生活は、油断するとグルテンを摂りすぎかもしれませんね。

美味しいパンを食べたい日には、麺類、スイーツ、粉物などはお休みしてバランスをとるのが良いですね。小麦を少し控え目というのは、体が軽くなるかもしれませんよ。