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70代以上におすすめ!読んだらハマる読みやすいおすすめ本6選 

30代に入ると
漫画を読まなくなりました。
読んでも面白くないのです。

40代になると
小説を読まなくなりました。
なぜか読む気がしないのです。

年齢と読書傾向には関連がある
ようです。

70代では
本を読まなくてもよいのです。
ほかに楽しいことがあれば、
それをすればよいのです。

他にやることが無ければ
読書で暇つぶしをすること
ができます。

最近では、情報の大部分はネットから
得ています。
それでも、たまに目に留まった本を買って
読むことがあります。
電子書籍を買ったこともありますが、
電子書籍は私には向きません。
普通の本を買って、めくりながら
読んでいます。

近年、読んで印象に残った本を羅列します。
暇があって、気が向いたら、眺めてみて下さい。

1.管見妄語(かんけんもうご)


藤原正彦の随筆集です。

「グローバル化の憂鬱」とか
「知れば知るほど」などいろいろな名前の本が
出版されています。

短い随筆を集めたものなので
隙間時間に少しづつ読むことが出来ます。

散髪屋や病院に行ったとき、待ち時間にこの本を
読むようにしています。

本の内容

著者は数学者です。
著者の友人数学者で、カナダの統計局に
務めたことのある人物の発言を紹介しています。

「私の仕事は国民を統計で騙すことだった。
首相が欲する統計ならなんでも、たちどころにこしらえて
提出する、という点で私は名人だった。
統計を使い嘘をつかずに国民を騙すことは朝飯前だからね。」

友人はそれが嫌で、その職を止めて、
学問の道に戻ったそうです。

著者は言います、
日本の政治家のほとんどは数学アレルギー、

すなわち経済学音痴だ、・・・・。

豊富な経験、
豊富な学識をもとに、政治、経済、文化など
あらゆる分野において冗談を交えながら、
鋭い論評を下していきます。

2.英語化は愚民化  施 光恒 著

本の内容

英語を小学校で教え、
やがて英語を公用語化しようとする
動きが官僚、政治家、財界の中にあります。

それに対する批判の書です。

日本の国力の源は日本語です。

「日本語の教育を怠れば
日本の力は必ず衰退して行きます。」

と書かれています。

またヨーロッパでは共通語のラテン語がフランス語や
ドイツ語などの土着語に翻訳されたことで一般庶民の
知的世界が広がり、それがヨーロッパの近代化に
繋がっていったと書かれています。

アメリカ人は、ほとんどの人が英語を話しますが、
アメリカ人のレベルの低さはひどいものです。

一部のエリートだけが特別に優秀なのです。

一部の優秀なエリートは大変な勉強家です。

実は、
英語でおしゃべりが出来ることと優秀さは
関係ないのです。

日本の小学校で英語を教えても、レベルの低い
アメリカ人なみになるだけです。
それより日本語をしっかり教えて、深い洞察力、
ゆるぎない思考力、豊かな感性、を持った
日本人を作ることが大切です。

3.マインドコントロール  岡田尊司著


マインドコントロール関連の本には、
いかがわしいものが多いですが、
この本は信用できる本です。

安心して読めます。

暗示、催眠術、洗脳をマインドコントロールの技法
のひとつとしてそれぞれていねいに実例を挙げながら
説明しています。

本の内容
  • マインドコントロールをする側の特性
  • マインドコントロールされやすい人間の特性
  • マインドコントロールの歴史
  • 諜報活動での利用
  • 医療での利用
  • マインドコントロールの原理
  • マインドコントロールを解く技術
  • マインドコントロールの現代的意味など豊富な内容が書かれています。

衝撃的な実例がたくさん書かれているので
読んでいて驚きが隠せないことや
時に、心が重くなることも・・。

4.奇跡の経済教室   中野剛志著


インフレの時とデフレの時では
経済政策は180度変わり、

正反対になります。

インフレの時、
消費税を増税するとインフレを鎮静化出来ます。

デフレの時、消費税を減税すると、

デフレの進行を止めることが
出来ます。

ここまでは素人でも分かりますが

本の内容

日本の政府、財務省のしたことは、
デフレ下で消費税の増税をしたのです。

それも繰り返し行ったのです。
当然デフレは悪化します。
なぜこんな愚かなことが行われたのでしょうか??

この本はそれを詳しく解説しています。

 

5.戦争と平和の世界史   茂木誠著


昔の話は気楽に読めますが、現代に近づいてくると
読むのがしんどくなります。

知らなかった事実や、
視点が出てきて、驚かされるところがあります。

本の内容

*動物との比較

人類とチンパンジーは仲間同士で殺し合います。
人類は石器時代から殺し合っていました。

*古代の戦争

中国の思想:儒家と墨家は異なる戦争観を提示しました。
ギリシャの戦争観は、強いものが支配するのは当然と
いうものした。

*中世の戦争

強力な中央集権国家と法の秩序が崩壊し、
地方を自律的な領主が治め、私闘を繰り返しました。

*宗教戦争

「信仰の敵を滅ぼせ」、「異端は地獄行だ」という
良心の呵責なき攻撃性は、外敵だけでなく、
ヨーロッパ内部の敵にも向けられました。

*30年戦争

30年戦争の結果ウエストファリア条約が締結され
主権国家が誕生します。

*フランス革命

フランス革命の結果、国民国家が誕生し、
ナショナリズムが芽生えます。

*第一次、第二次世界大戦へと繋がって行きます。

6.「地球温暖化」神話    渡辺正著


二酸化炭素が温暖化の原因だという説を聞いたとき
それはおかしな話だと思いました。

二酸化炭素(CO2)は0.04%です。
それに比べ水分(H2O)は2%、つまり50倍です。

どちらも同程度の温室効果ガスですから
CO2の温室効果はH2Oの50分の一です。

そんなわずかのCO2がすこし増減したところで
気温に大きな影響があるはずがない、
と私は思いました。(注)

(注)IPCCは「水蒸気フィードバック」という怪しげな
熱暴走理論を考えて、つじつま合わせをしようとしています。
(IPCC=気候変動に関する政府間パネル)
そんな時、渡辺正著の、
「「地球温暖化」神話」という本が目に留まったので
さっそく買って読んでみました。

本の内容

内容は豊富ですが、かいつまんで言うと
下記のことが書かれています。

*CO2について

a. 2億年前、CO2は今の5倍だった。
b. CO2が2倍になると穀物の収穫量は1.5倍になる
c. CO2が増えたため、現在、砂漠は緑化し地球は緑化している。

いま私たちは、大気中のCO2が食料を増やす美しい時代を生きている、
そんなCO2を毛嫌いしてし、減らそうとする「低炭素社会」の発想は、
狂っているとしかいいようがない。

*気温の長期変動

a.中世寒冷期(古墳寒冷期)(西暦400年~700年)
b.中世温暖期(西暦900年~1300年頃)(現代より気温が高い)
c.中近世小氷期(西暦1350年~1850年頃)
d.現代温暖期(西暦1980年~   )

気温の長期変動は太陽が決め、海水温がそれを変調している
と説明されています。

*CO2と気温

a.気候感度
CO2が2倍になった時、気温は何度上がるかを推定した値です。
IPCCは3℃としてCO2の削減計画を立てています。最近の論文
では1℃、0.7℃など小さい値が多く発表されています。
もし気候感度が、1.5℃とか1.0℃などの小さい値だったら
CO2を削減する必要は無いということになります。
そういう重要な数値です。

b.水蒸気、正のフィードバック
CO2により気温が少し上がるとそれにより水分が増えるので
その水分ににより温度が上昇するという理論です。これは熱暴走が
起こる理論なので不自然です。

c.都市化による温暖化
都市化による気温の上昇は顕著です。
東京は88年間で3℃上昇しています。

*クライメート事件

IPCCの報告書を作成する時に、やり取りしたメール1073通が
ネットに流出しました。
そのメールの一例を示すと「気温のグラフを作る時、
いくつかを繋ぎ合わせて捏造した」と書かれていました。
IPCCは信用できない組織だと知れ渡りました。

*環境団体

グリーンピースやWWFという環境団体の主要活動家がIPCCの
中に入り込んでいます。

*自然エネルギー

a.自然エネルギーは出力が不安定なふらふら電源です。
b.自然エネルギーは環境破壊をおこします。

*間違いだった環境問題

過去に喧伝された環境問題:酸性雨、ダイオキシン、
環境ホルモンなどは、 間違いだったことが分かったと
最後に触れられています。

この著者はその後

「「地球温暖化」狂騒曲」という本も
出版されています。

IPCCはCO2を減らす目的で作られた政治組織で、
学問的な議論をする場所ではありません。

IPCCは巨大な利権構造を作り出し、
それを差配しています。

いま必要なことは、
学者同士が学問的に素直に、

意見を戦わせ
必要な実験を遂行し、

気候変動の要因を調査分析
してゆくことです。

政治家が政治的に行動し、
利権集団をたくさん生み出してゆく
時ではありません。

気温に直接影響を与えるエルニーニョ/ラニーニョ現象の
原因さえまだ分かっていないのですから。