ダイエット

お腹が空いていないのに朝食は食べるべき?ダイエットその質問にお答えします。

こんにちは!
朝食しっかり派ライターのナガオカです♪

「朝ご飯はしっかり食べなさい!」って、子どもの頃から言われてきたじゃないですか。
私自身も、理由も無く朝食は食べないことは悪いことだと思い込んでいた節があります。
でも、あまりお腹がすいてない、それほど食欲のないという朝もありますよね。

そんな時でも、頑張って食べた方がいいのか、食べなくてもいいのか?
食べると太っちゃう?それとも、朝食を食べない人は太る?
細身の芸能人が一日一食しか食べないなんて話を聞くと、ダイエットを実践する人にとっても、どうしたら良いのか迷ってしまいますね。

この記事では、そんなあなたの疑問にお答えします。

結論からいいますと、基本的には1日の食事の中でも朝食はとても重要です。
しかし、不調の場合には体の自然な反応に従うことも大事、という話をしたいと思います。
朝食のメリット、デメリットを改めて整理して考えてみましょう!

朝食の4つのメリット

朝食のメリット①食事の栄養バランス

バランス良く栄養を摂りたい!でも、食べ過ぎて太りたくない!という葛藤は多くの皆さんが考えています。

2014年に日本の女子大学生を対象とした調査で、習慣的に朝食を食べている人、食べていない人を比較した場合、BMIには統計的有意差は認められなかったと言います。
つまり、朝食は食べても食べなくても、太るかどうかの直接的な原因にはなっていないということです。

しかし、タンパク質、炭水化物、鉄、ビタミンB1、ビタミンB2については、朝食を食べている人の方がしっかり採れていると言うことがわかりました。

一日、1~2食で、バランス良く栄養をとるのは難しいことです。
3食のなかで少しずつ多くの種類を食べることで、バランス良く、効率よく吸収されるのですね。

朝食のメリット②生活のリズムを作る

富山県で、1万人以上の赤ちゃんを対象に、小学校卒業までの生活習慣を調査しています。

この調査でわかった事は、小さい頃から朝食を食べていない小学生は、生活のリズムが狂いやすいということです。起床時刻も睡眠時刻も遅く、いわゆる「夜型」の生活になりやすいのです。
子ども達は学校に行く時間は決まっていますので、睡眠時間が短くなりがちで、さらに朝食を取る時間がないという悪循環になります。これは、毎日決まった時間に通勤する私たち大人も一緒ですね。

フレックスタイムやテレワークで時間が自由になるのも善し悪しで、生活時間はますます狂ってしまいます。

また、朝食を採らない人は、夜食の頻度が高いという研究もあります。
睡眠の質を下げる夜食は、ダイエットにも、美容にもよくないですね。

朝食のメリット③心の健康

心の健康については、広島県の小中学生1万5千人以上を対象にした研究を調べてみました。

小学2年生、4年生、6年生、中学2年生にアンケートを採ったところ、朝食を食べない子ども達は、「イライラすることがある」と言う回答が、朝食を食べている子ども達にくらべておよそ1.5倍にもなっています。

また、島根県の中学生を対象とした調査では、朝食を抜く日が多い人ほど、起床時の気分が悪いと感じていると言うことも分かっています。

落ち込みやすい、ついイライラしてしまうと感じている方、朝食はとれていますか?
朝食は、体への影響だけでなく、心の健康にとっても重要だということですね。

朝食のメリット④頭脳明晰!

朝食を食べることは、集中力や記憶力にも影響があるようです。
これは、心と体の健康が維持出来ている結果ということもいえるでしょう。

朝食と学力のについてはたくさんの研究がありますが、どの世代を対象にした調査でも、朝食を食べているグループの方が、学力が高いと言うことが分かっています。
小学生~高校生が対象の調査では、朝食を食べている人の方が、学習時間が長いと言うことも報告されており、その結果必然的に、学力の差となっているということでしょう。

子どもの頃って、運動神経の良い子が頭も良かったっていう記憶がないでしょうか。
朝食を食べている人ほど、体力測定の結果も良好という調査結果もあります。

朝食を抜くメリットはあるのか?

朝食を毎日採ることは、とてもメリットがあるということはわかりました。
逆に、意図的に朝食を抜いた方が良いということはあるのでしょうか。

「朝食抜きダイエット」というのも時々見かけます。
理屈は、現代人は食べ過ぎなので朝食を抜くとちょうどよいとか、寝ている間の断食時間をお昼までもう少し延ばすことにメリットがあるということです。

これは、完全に間違いではありませんが、かなり厳しいセルフコントロールをできる人でなければ難しいことです。朝食を採らない分、間食や夜食が増えてしまったり、起床が遅くなったりして健康を害する生活習慣に陥ってしまっては、元も子もありません。

体質や精神力の個人差はあるかもしれませんが、基本的には朝食は食べる方が、健康な生活リズムをつくりやすいと言えます。

それでも、食べられない朝

様々な理由で、食欲がない朝というのはあるものです。

たとえば、夜はお付き合いでボリュームのあるものを食べ過ぎてしまったり、仕事の帰りが遅くなり、夕食が深夜になってしまったり。
それ以外にも、胃腸の調子が悪くて、朝には胃もたれのような感覚がある日もあるでしょう。

そんな時はどうしたら良いでしょうか。

多くの医師や栄養士が推奨しているのは、「無理して食べることはない」ということです。
これは、朝食に限らず、昼、夜についても言えることです。

ただ、ライフスタイルによらず、朝食を食べない方がいいと断言する意見は、かなり少数派になります。朝食抜きをあたりまえにせず、あくまでも例外と考える方がよさそうです。

どうしても食べられない朝は、少量のヨーグルトや果物など胃に負担を感じない程度軽いものを食べることを考えてみるといいでしょう。それすら、口にする気になれないというなら、無理する必要はありません。

ただし、問題はその後です。

反動で、急にボリュームのあるランチを食べてしまったり、生活リズムが狂って、夜食を食べてしまったりしては、また翌朝に食欲がないという悪循環の始まりです。やむを得ず朝食を抜いた朝は、慎重に胃を休めて、出来るだけはやく健康的な食生活に戻るようにしたいものですね。

慢性的に朝は食べたくないと感じてしまう人は、生活全体のリズムが大きく狂っている可能性もあります。朝食だけで無く、昼~夜間に食べているもの、睡眠、仕事や人間関係によるストレスなど、生活全体を見直す必要があるかもしれませんね。

朝食をしっかり摂ることは、生活の質を上げてくれそうです。
食べられない朝は無理せず、健康的な朝食をめざしてくださいね!