こんにちは!
最近、薬膳にハマりまくっているライターのナガオカです♪
この記事では、お疲れモードのあなたを内側から支える、簡単な薬膳レシピをご紹介しますよ!
手に入りやすい材料、失敗しない調理、少ない手間で作れるレシピばかりです。
普段料理をするかたなら楽勝ですし、料理はちょっと苦手というかたも、薬膳を意識すると楽しく効果的にステップアップ出来ると思います。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!
チンゲンサイと黒きくらげのスープ
赤いクコの実が、見た目にも薬膳らしさを盛り上げてくれますね!
効能
チンゲンサイは血の巡りをよくする作用があります。
また、身体の余分な熱をとり、イライラや落ち込みが回復する効果もあります。
意外かもしれませんが、チンゲンサイって日本国内の自給率が100%なんですよ。
安心、安全ですね。
加齢による潤い不足には豚肉がオススメ。
私がいつも頼っている中国の漢方の先生も、自分で育てた豚で干し肉を作って冬を越しているそうで、よく豚肉を勧めています。
材料 2人分
チンゲンサイ 50g
黒キクラゲ 3g
豚肉 50g
クコの実 5~6粒
黒ごま、白ごま 適量
水 400cc
中華だし(顆粒)小さじ1
しょうゆ 小さじ1
ごま油 少々
塩、こしょう 少々
作り方
チンゲンサイは、細かめにザクザク切る。
豚肉は、どの部位でも良いが、脂身の少ない部分の方がヘルシー。
ブロックよりも薄切りや細切れのものを購入し、さらに細く切ると食べやすい。
鍋にお湯を沸かして、全ての具材を入れる。
乾燥キクラゲは、事前に水戻しして使うのが基本ですが、急いで作りたい場合には時間がかかってしまいます。
少々乱暴なやり方ですが、大きい乾燥状態のまま鍋に入れてしまうと短時間で柔らかくなるので、一度取り出して細く刻んでやると時短にできますよ。いつも刻んで使う人は、刻み乾燥のタイプも便利。
火が通るころに調味料類を入れる。
中華だしのメーカーによっては、塩気が変わるので、しょうゆ、塩で調節する。
薬膳スープは、少し薄く感じるくらいが素材の味を感じやすくて良い。
黒ごま、白ごまは、そのまま入れると消化されないで身体を素通りしてしまうので、指で擦り潰すように半摺りにしながら入れる。
トマトと青じそのみぞれサラダ
薄切りのキュウリを添えると、涼しげですよ!
効能
暑い日に食べたいさっぱりメニューです。トマトは、夏にぴったりの食材。
口の渇きを癒して、体の熱をとってくれます。トマト、青じそ、大根はいずれも胃腸の調子を整えてくれますよ。
あえるだけなので、調理も簡単。暑い日には火を使わないというのも嬉しいですね。
材料
トマト 1個
青じそ 5枚
大根おろし1/2カップ
キュウリ 適量
A:酢 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
塩 少々
作り方
1、トマトは一口大に切る。
(青じそは手でちぎるとよい。)
2、大根おろしは軽く水気を切って、Aを加える混ぜる。
(大根おろしが辛いと感じたら、酢と砂糖をやや多めに。)
全体を和えて完成。
カリッと豚肉にピリ辛ソース
居酒屋風メニューで、お酒のおともにも最高です!
効能
もう一つ、メインにもなる豚肉レシピをご紹介します。
血の巡りが悪くなると症状ととして出やすい肩こりに効く組み合わせ。
血行不良にはニンニク、しょうが、タマネギ、らっきょう等の香味野菜が効果的。
タマネギやニンニクは臭くて避けるという人もいるかもしれませんが、実はあの匂いの元「アリシン」がとても重要なんです。しかも、このアリシンは、加熱すると無くなってしまいます。
なので、今回は全て生で使います。
薬膳って、やさしい薄味のイメージがあるかもしれないけど、香味がガツンとくるピリ辛ソースです。
とてもおいしいのですが、生の香味野菜はなかなか強烈なので、人と会う前は避けた方が良いかも・・予定のない休みの日なんかに取り入れてくださいね。
材料 2人分
- 豚肉 200g バラなどやや油の多いところがおいしい
- タマネギ 1/8個 (らっきょ3~4個でもよい)
- ニンニク 1/2カケ
- しょうが ニンニクと同量
- かたくり粉 適量かけダレ
A:しょうゆ
★酢(黒酢があればなお良い)
★砂糖 小さじ1/2
★豆板醤 小さじ1/2(好みで調節)
作り方
1、生のタマネギは辛味が強いので、最初に処理する。
2、タマネギはみじん切りにして、かけダレAの材料全てと混ぜる。
3、ニンニク、しょうがも、みじん切りにしてAに加える。
チューブなど市販のすりおろしを使っても良いが、
日持ちするように処理されているので、食材本来の力を引き出すには、
やはり生で購入するのがいい。
4、油を温めておく。
揚げ鍋でもよいが、フライパンに深さが出る程度の油を入れてもよい。
5、豚肉に、かたくり粉をまぶす。
6、余計な粉を落として、油で揚げる。
7、180度で色を見ながら様子を見る。
※一般的な天ぷらや唐揚げを作るときよりも、
少し揚げすぎかなというタイミングまで揚げる。
やや濃い目のきつね色。そうすると肉の脂が抜けて、カリカリに仕上がる。
8、お皿に、揚げた豚肉を盛り付けたら、かけダレをかけて完成。
おわりに
簡単薬膳レシピ、いかがでしたか?
薬膳は、医薬品のように、悪いところに直接作用するわけではありませんので、1度食べたら症状が治るというわけではありません。
私も薬膳の勉強をし始めたころに、「これは食べた方が良いですか?」と答えばかり求めていましたが、「それさえ毎日食べれば良い物なんてない」というのが答えでした。
色々なものをバランスよく食べていくことが大事ですね。
季節の野菜を取り込んで、少しだけ薬膳の知識があると、料理も楽しくなります。
あなたも薬膳ライフ、始めてみませんか?