こんにちは、ライターの【天空のヨーダ】です♪
突然ですが、みなさんスーパーなどで食材を買う際に栄養成分表示をどれくらい気にしていますか?
ダイエット中や健康に気をつけているっていう方は、結構栄養成分表示を気にして、買う食材や飲料を決めている方が多いと思いますが、カロリーの表示だけ見て決めていませんか?
今日は特にカロリー制限ダイエットをやっているけど、なかなか痩せないって方向けに、カロリー表示以外で重要な栄養成分表示について紹介しようと思います。
大事なのはエネルギーのバランス
いきなり答えを書いてしまいました笑
そう!カロリーももちろん大事なんですが、カロリーだけじゃなくてエネルギーのバランス・内訳も重要なキーワードなんです。
当然ですが、ダイエットをしている、またはこれからしようって方は体重を減らしたいと思っている方がほとんどだと思います。ではまず体重が増えるということと、カロリー・エネルギーの関係についてみていきましょう!
体重が増えるってどういうこと?
体重が増えるっていうのは、エネルギー摂取量がエネルギー消費量を超える状態が続くってこと。つまり
エネルギー消費量 < エネルギー摂取量
食品から摂取したエネルギーより消費したエネルギー消費量が大きければ消費されなかったエネルギーが体重に変わってしまう、ということです。
そのため、体重を減らす考え方として
- エネルギー消費量を増やす
- エネルギー摂取量を減らす
という2つ、もしくはその両方の考え方がありますよね。
①の例としては、やっぱり運動ですよね。仕事や育児などで、なかなか運動する時間がとれないよ〜、って方は②エネルギー摂取量を減らすために、食事量を減らしたりしているわけです。
ん?この「エネルギー」って「カロリー」のことじゃないの?っていう方がいらっしゃいると思いますが微妙に意味が違うんです。(本当に微妙ですが、、)
次で詳しくみていきましょう。
エネルギーとカロリーの違い
エネルギーとは、人間が生きていく上で体を動かすのに必要な活動の元のことです。
このエネルギーには、
①生命活動を維持し体温をほぼ一定状態に保つための熱エネルギー
②筋肉運動のための機械エネルギー
③神経伝達のための電気エネルギー
などがあり、これらのエネルギー源を摂取するために私たちは毎日食事をしているのです。
食品の中でエネルギーの元となるのは、三大栄養素と呼ばれるタンパク質、脂質、炭水化物です。なんか栄養成分表示で見たことあるものばかりですよね!
栄養学の分野では、このエネルギーを具体的な数字として表すための単位として、カロリー(cal)が使われているんです!キロカロリー(kcal)の単位で用いられるのが一般的です。
バランスのよい栄養素のエネルギー比率とは?!
カロリーとはエネルギーの単位のことであり、そのカロリーはタンパク質、脂質、タンパク質から摂取できることがわかりました。冒頭に述べた通り、これらのバランスが重要なんです。ここでは、栄養素バランスの具体的な比率について紹介します。
厚生労働省によると、バランスのよい栄養素別のエネルギーとは、タンパク質由来:13〜20%、脂質由来:20〜30%、炭水化物:50〜65%のようです。
エネルギー全体の摂取量(総カロリー)だけじゃなく、その内訳もダイエットには重要なんですね!
つまり、食べる量を減らしたり、脂質を減らしたり、野菜中心の食事にしたのに体重が変わらないという場合は、ある栄養成分のみ過剰摂取、もしくは体の消化吸収や代謝に必要な栄養成分が不足していることが原因と考えられそうです。
タンパク質、脂質、糖質の3大栄養素に加え、ビタミンやミネラル、食物繊維といったものをバランスよく摂ることが、脂肪を効率よく燃焼させて代謝アップにつながり、エネルギーを消費しやすくなります。
栄養成分表示の見方
ダイエットにはバランス良いエネルギー摂取が重要であることがわかりました。ここでは、栄養成分表示からエネルギーを計算する方法について見ていきましょう。
エネルギーの計算方法
さっそく実際の商品の栄養成分表示をみてみましょう(某コンビニで売られているサラダを例にあげています)
栄養成分1包装当り
エネルギー | 230 kcal |
たんぱく質 | 13.0 g |
脂 質 | 14.0 g |
炭水化物 | 13.0 g |
ナトリウム | 830mg |
三大栄養素のそれぞれ1g当たりには、下記の値で計算できます。
- たんぱく質:4 kcal/g
- 脂質 :9 kcal/g
- 炭水化物 :4 kcal/g
したがって、この例では
成分名 | 成分量 | 計算式 | 計算結果 | 割合 |
エネルギー | 230 kcal | – | = 52 + 126 + 52 kcal | 100 % |
たんぱく質 | 13.0 g | 13.0 g x 4 kcal = | 52 kcal | 22.6 % |
脂 質 | 14.0 g | 14.0 g x 9 kcal = | 126 kcal | 54.7 % |
炭水化物 | 13.0 g | 13.0 g x 4 kcal = | 52 kcal | 22.6 % |
ナトリウム | 830 ml | – | – | – |
このサラダの例と理想的なバランスを見比べてみると、たんぱく質はギリギリOKの範囲ですが、脂質は多く、炭水化物は少ないので、一見ヘルシーなサラダに見えますが注意が必要です。なので他の食事では、脂質が少なく炭水化物が多いものを食べるように心がけたほうが良さそうです。
カロリーの総量だけじゃなく、摂取している食事の栄養素の割合、つまり質を見ることがとても大切なんです。1回の食事で理想的なバランスを満たすのは難しいので、1日の食事でバランスを取るようにしましょう。
栄養成分表示の注意事項
もし2つの食材のどちらを買おうか悩んだら、カロリーと自分に不足している栄養分の表示をみて決めるのが良いでしょう。
ここで1つ注意です!
栄養成分の表示はほとんどが上記であげた例のように製品1個当たりの表示になっていますが、中には、例えば製品100ml当たりと表示しているものがあるので注意して見るようにしましょう。(食品メーカの戦略としてエネルギーが小さく見える方を採用しているケースが多いようです)
まとめ
- 総カロリー量だけじゃなくカロリーの内訳も大事
- 内訳の目安は、タンパク質:13〜20%、脂質由来:20〜30%、炭水化物:50〜65%
- 1回の食事でなく1日の食事でバランスを取ろう!
これからはカロリーだけじゃなく、そのエネルギーバランスを考慮した食生活を送って理想の体重を手に入れましょう!!