ダイエット

ストレッチが最適!どうして痩せている人が体が柔らかいの?

こんにちは!
(昔は柔らかかった)ライターのナガオカです。

すみません。
今でも柔らかければ格好が付くのですが、昔の話なので”括弧を付けて”しまいました・・・。

さて、ダイエットをしている人なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。体の柔らかさについて。確かにぽっちゃりさんがストレッチをする姿を想像すると「イテテ・・無理無理・・」というのが目に浮かんでしまいます。

モデルさんや女優さんの健康美人が「お風呂上がりには毎日ストレッチしています!」なんて言われると、妙にキラキラして見えてしまいますよね。

果たして、ダイエットとストレッチは関係あるのでしょうか。

実は、直接的ではないですが、痩せるためにもストレッチはとても有効みたいですよ!
この記事では、その理由と効果的なストレッチ方法について解説します。

ストレッチに対する過剰期待

ストレッチをすると痩せるかどうか?
結論を急ぎたい気持ちはわかりますが、ここは少し冷静に考えてみましょう。

体幹を鍛える?

「体幹ブーム」とでも言いましょうか。ストレッチや筋トレなどの話になると、よく「体幹」という言葉を見かけませんか。これは、言い方を変えると、胴回りの筋肉という意味ですね。
また、「体幹」の意味合いとして、少なからずインナーマッスルを含めていることも多いように感じます。

引き締まったお腹周りへの憧れというのは、よくわかります。

筋肉を鍛える原理というのは、筋トレをして一度筋繊維を壊し、修復の際に必要なタンパク質を取り入れてトレーニング前よりも筋繊維が太くなるのです。

ストレッチ自体はどうでしょうか。
筋トレは筋繊維を縮める運動です。ストレットは、真逆の動作で伸ばすことですね。

筋トレ要素を含んだストレッチもありますし、筋トレでもストレッチを効かせるという方法はあります。そのあたりが混同されているのかもしれませんが、ストレッチによって直接的に「体幹を鍛える」ということはありません。

じっくりストレッチで脂肪燃焼?

ストレッチって、とても健康的なイメージがありますよね。
そのイメージ自体は間違っていません。ストレッチのメリットは沢山有ります。

しかし、ストレッチ自体に脂肪燃焼効果があるかといえば、もう少し心拍数を上げるジョギングなどに比べると、ほとんどエネルギーを消費出来ていません。

身体活動量を表す指標に「メッツ」という単位があります。

静かに坐っているような安静時を1.0メッツとしたときに、それぞれの運動がどれくらいか比較できます。たとえば、ランニングは15.0メッツ、サイクリングやゆっくり泳ぐと8.0メッツです。

さて、ストレッチは?
なんと、たったの2.5メッツ。これは、ピアノを弾いたり、盛り付けやテーブルセッティングをする程度なのです。

いや~、ガッカリですね。ストレッチそのものでは、ぜんぜん消費出来ていないのです。

ダイエッターに嬉しいストレッチのメリット

関節可動域が大きくなる

体が柔らかくなると、普段よりも大きく動けるようになります。
わかりやすく言えば歩幅一つとっても、やや大股で歩き易くなるのです。このように、日常の動作が少しずつ大きくなると活動量が自然と増えるために、エネルギー消費も大きくなるということがおきます。

また、前項では、「たったの2.5メッツ」とネガティブにお伝えしましたが、それはランニングなどの本格的な有酸素運動と比較した場合の話です。ストレッチは、ちょっとした隙間時間、ベッドの上、テレビを見ながらでもできますよね?

じっと座っているのと比べると、ストレッチは2.5倍も活動しているのです。
ただの休憩時間、いつものリラックスタイムにストレッチをどんどん取り入れていくといのは良いアイディアかもしれませんね。

怪我予防

これは、あまり重視されてないように思います。

ダイエットを思い立って、慣れない運動を急にやってしまうことがあります。
ジョギングをするとひざが痛くなった、プールで肩を捻った、無理な筋トレで関節を痛めた、というお話しはあまり表沙汰になりませんが、よくある話です。

せっかく志を立てたのに、初日で膝を痛めてもう走れないなんて恥ずかしくて周囲にいえませんからね。

体の可動域を広げること、隅々までよく伸ばしておくことで怪我を予防することは、ダイエットにとっても大事なことです。

効率の良い運動が出来ないとなれば、また目標から遠のいてしまいますからね。

睡眠の質を上げる

ストレッチは、リラックス効果や副交感神経を優位にするということから、睡眠の質向上にもなります夜10時から深夜2時は、成長ホルモンのゴールデンタイムとも言われていますが、この時間単に快眠を得ることは、太りにくい体質になるにもとても重要です。

ここで一つ、お土産を持って帰って貰いましょう。
朝と夜のストレッチには順番のコツがあります。

寝る前のストレッチは、立った動作→座った動作→寝た動作の順でストレッチをしていきます。
そうすると、より副交感神経が優位になりやすく、体が自然と寝る準備に入るのです。

逆に、朝は、寝た動作からスタートして、座る動作→立つ動作と全身を伸ばしていきます。
そうすることで、体が活動する時間になったと感じ、スッキリした目覚めを得られるのです。

まとめ

どうして痩せている人が体が柔らかいの?という疑問は解消されましたか。

ストレッチの効果というのは、間接的ではありますが、効率の良いダイエットをとてもサポートしてくれます。体が柔らかい人は、太りにくい体質を自然と作り出していたんですね。

直接的な効果があると誤解せずに、有益なダイエット法をさらに効果的にするために、ぜひ取り入れていきましょう!

ストレッチは全身くまなく伸ばすことが大事です。

日常の代謝を上げ、怪我なく、睡眠の質を向上してくれるストレッチ。
起きたとき、寝る前、体が温まっているお風呂上がりの他、隙間時間などでも積極的に実践しましょうね。