ある70代の人に、定年前に準備するべき
ことは何かと聞いたら次のような答えが
返ってきました。
パソコン、住まい、
健康の3つです。
その内容を細かく紹介
しましょう。
①パソコン習得
パソコンは年寄りの友達です。
生活に必須なアイテムになります!
何故ならば、生活に便利だからです。
これからの高齢者は、
ますますオンラインに特化していく流れに
なるので
パソコン無しでは生活できません。
【自分で食べたいものをパソコンで探して、
わざわざ買いに行かなくても、
食べたい時間に熱々なものを運んできてくれる】
とても便利な時代ですよね。
こんなことが見れます!
・スーパーマーケットのチラシ
・開店閉店の時刻
・人気なお店であれば、
今は満席かどうか?
待ち時間はどれくらい?
・病院が開いているか?閉まっているか?
・天気予報
・トマトの育て方
・全国の温泉やホテルの案内
・ルーブル美術館のダビンチやドラクロアの
絵
子供のころ学校の授業で分からなかったこと
が、分からないまま放置され、年を取ってから
思い出して気になることはないでしょうか??
例えば・・・
マイナス×マイナス=プラスに
なるのはなぜ???
これを、ネット検索すれば
丁寧な解説を読むことが出来ます。
オームの法則も分かりやすい解説があり、
なんだ簡単ではないか、もっと早く読めばよ
かったと感じます。
パソコンは、高齢者にはなじみが薄く、触れる機
会に恵まれなかった人達がいます。
しかし、パソコンによって
思ってもみないような
豊かな生活になっていくのです。
高齢者になってからでも
パソコン教室に通う必要がありますが、
高齢者になる前からパソコンを
習得しておけば、
それに越したことはありません。
パソコンの使用で最も重要なことはネットに
つないでそこからから情報を得ることです。
今後は、ますますパソコン無し
の生活は考えられません。
定年前にパソコンに慣れ親しんでおくと、
老後の
生活が楽になります。
② 住まい
ズバリ!
自分が慣れ親しんだ
生活環境を
出来るだけ変えないような選択をした
ほうがよいです。
老後の住まいをどうするかは、
重大な問題です。
定年前の準備と言うより人生設計の
話です。
定年が近づいてからあわてて考える
のではなく
長い時間をかけてじっくり
考えないといけません。
そのとき留意すべき一番重要な点は、
年を取ると
変化に対する対応能力が
著しく低下している!
ということです。
若い時はどんな変化にも
即座に手際よく対応出来ます。
海外暮らしも大した苦にはなりません。
しかし年を取るとそうはいきません。
田舎に住ん
でいる人が都会に行くと、
夜中に電車や車の音が
うるさくて、とても眠れません。
都会の人が田舎に行くと
夜中が静かすぎて薄気味悪いと言います。
田舎では
車が無いと生活できませんが
都会では
電車でどこにでも行けます。
都会では家の値段が
高すぎて買えないので、借家暮らしになります。
どちらが良いかの比較ではなく、
自分が慣れ親しんだ生活環境を
出来るだけ変えないような選択をした
ほうがよいということです。
③健康
若い頃の不摂生は、老後になって体の不調を
引き起こします。老後の生活の質は健康状態
で決まってしまうので、早めに健康管理を
はじめなければなりません。
1、飲食
動けなくなるその前に・・・Part1
・酒
・たばこ
・砂糖が入った甘いもの
これらは依存性があるので
健康に良くないと思っていても
なかなかやめることが出来ません。
健康に
良くないと思っていない人もいます。
偏食も生活習慣ですから、
かんたんには治りません。
しかし改めようと思わない限り、
永久に
改善しないので、
まずは改善が必要だと気付くことです。
それから情報を集めたり、試行錯誤
を繰り返したりして
老後に備えなければなりません。
2.健康診断
動けなくなるその前に・・・Part2
健康診断を受けて
健康状態を把握することを、
多くの人は実行しています。
しかし!!
目や耳の検査は
一般の検診に含まれていないこともあります。
白内障や、緑内障が自分で
気づかないうちに進んでいることがあります。
聴力が落ちていることもあります。
定年前に
目や耳の検査を受けておいた方が良いと思い
ます。
3.運動
動けなくなるその前に・・・Part3
運動は体の運動機能を保つだけでなく、
内臓や脳や体全体に良い影響を与えると
言われているので、定年前から習慣づけた
方が良いでしょう。
有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)の
両方を組み合わせるのが良いと今では言
われています。
体は老化しているのに自分では出来ると
思っているので、年を取って健康体操をする
と筋肉痛や関節痛を引き起こすことが多い
です。自分に合った軽めの運動を心がけま
しょう。
まとめ
パソコン教室には年を取ってからでも
通うべきです。
パソコンは年寄りのためにある
と思いましょう。
住まいは人生設計そのものですから、
早めに長期戦略を立てて
準備を進めた方が良いと思います。
健康管理は若い頃から必要です。
歳を取ってからでは遅いです。
運動も若い頃から習慣づけましょう。
定年前には仕事が忙しくて、
定年後のことを
考える余裕があまりありません。
今の時世には早期退職などもあり、
いつ定年が来るかも分からないのです。
人生の時間割は明確には決まっ
ていません。しかし流れてゆく方向ははっきり
しています。川の流れのようです。流れのなか
で、明日につながるものを捕まえて、蓄えてゆ
くと、そのたくわえが明日の活力につながって
行きます。