ダイエット食材

お米は太る?は間違い!むしろダイエットの味方?その理由と摂取量とは?

こんにちは!
炭水化物大好きライターのナガオカです♪

ダイエット頑張ってますか!?
白いご飯、パン、麺、頑張って抜いてますか!?

・・・ちょっ、ちょっと、待ったぁ!!

「炭水化物抜き」をメインメソッドにしたダイエットは流行って久しいですが、誤解も多いようです。

この記事では大胆にも、炭水化物だって悪いことばかりじゃないということを、白いご飯大好きなダイエッターを代表して弁護していきたいと思います。

実は、ダイエット中でも一日エネルギーのうち半分くらいは炭水化物を摂っても大丈夫なんですよ。

私の事を嫌いになっても、炭水化物のことは嫌いにならないでください!
では、始めましょう!

なぜダイエットで炭水化物が嫌われるか?

そう、あの頃から始まった・・

「炭水化物を抜く」というのがいつ頃から流行ったかと振り返りますと、決定的だったのは、やはりあの有名なテレビCMでしょう。

もはや知らない人はいませんし、名前を伏せる必要もないですね。

そう、ライザップさんです。

あの音楽と共に、ぽっちゃりさんが一回りしたらバッキバキになっているCMのインパクトといったら、本当に凄かったですよね。

私自身、ライザップさんに入会はしたことがありませんが、いくつか書籍もでていて、食事やトレーニングの理論は会員じゃなくても学ぶことができます。

『自宅でできるライザップ』
糖質制限の基本が一通り書かれています。

『ライザップ糖質量ハンドブック』
慣れるまでは、外食の時も含めて持ち歩きたい、ハンドブック。

本の中で、徹底して炭水化物を抜く食事メニューも紹介されているのですが、これは本当にすごいと思います。ヘルシーだと思っていたノンオイルドレッシングの方が、普通のドレッシングよりも糖質が多いなど、目からうろこの情報が盛りだくさんでした。

炭水化物を抜けば痩せる?

もともと炭水化物を抜いた方が健康体になれるという理論はあったのですが、そのような流れで、一気に日本中で認知されたということはあると思います。

有益な情報が広く知られるのは良いことなのですが、言葉足らずのまま伝わり、偏った知識で真似をする人が出てきてしまったのは残念なことですね。

とにかく、白いご飯を抜けばいいんでしょ?パンを食べなきゃいいんでしょ?と闇雲に目に付いた炭水化物を抜いた結果、体調不良や悪循環を招き、痩せることが出来なかったり、リバウンドで今まで以上になってしまったという話はよく聞きます。

炭水化物を抜けば痩せる理由を復習

炭水化物さえ抜けば痩せられるという幻想を捨てきれない人のために、極簡単にその理論を1度復習しましょう。

まず、単純に私たちは炭水化物を食べ過ぎていました。なのでそれを抜くと、単純に大幅に摂取エネルギーが減ります。急に他のもので補おうとしても、思いつかないほど、炭水化物しか食べていなかったということに気付きます。

もう一つの理由は、炭水化物は体に入ると分解されて糖になります。これは、体や脳を動かすエネルギーとしどうしても必要です。口から摂取しない場合どうなるかというと、身体自身を分解して糖の代用品を作り出そうとするのです。だから痩せます。

安易な炭水化物抜きが危険な理由

理屈だけ聞けば、炭水化物を抜けば痩せることが出来そうな気がします。
いや、気がするだけじゃなくて、ほとんどの方が、本当に一時的に体重は減ると思います。

問題はそこからです。「痩せる=体重が減る」ということでいいのか?という問題がありますね。
私たちの理想のダイエットは、不健康に縮むことではなく、健康的に引き締まった体になりたいのです。

ですから、炭水化物を抜いた分、体作りを補う必要な栄養素をしっかり摂る必要がありますし、代謝が落ちないように、強力な筋トレを併用する必要があります。

ライザップさんのプログラムでも一生炭水化物を食べないわけではなく、目標達成(コミット)後には、少しずつ食べて、体を慣らす期間も含まれています。

そのような辛く厳しい、自己管理が求められます。

漠然とご飯だけ抜いてみたということではデメリットしかありません。正しい知識を持って、厳しい管理を継続することで短期間で結果を出し、それを維持することが出来るのです。

これは、とても難しいことですね。

炭水化物を食べよう!

炭水化物のメリット

炭水化物は、食物繊維と糖質に分解され、その糖質は主として人の体を動かすエネルギーになります。

ダイエットをする人にとって、「エネルギー」というだけで、まるで敵のように感じてしまいますよね。しかし、人はエネルギー無くして生命を維持することは出来ません。

有酸素運動をするためにも、代謝の良い体を作るために筋トレするためにも、心から健やかに生活も仕事も成功させていくための脳の栄養としても、糖質は人間にとって大切な要素です。

また、効率よく沢山の食物繊維が取れることも大きなメリットです。
食物繊維は、野菜からも摂ることができますが、やはり食物繊維を多く含む野菜は糖質も多いことがほとんどです。

ご飯やパンを抜いた経験がある人は分かると思いますが、たいていの人はまず便秘になり、急激なエネルギー不足でフラフラしたり眠気が酷くなることが多いと思います。

炭水化物はどれくらい食べていい?

厚生労働省から出だされている「日本人の食事摂取基準(2020)」によると、一日のエネルギーの50~65%を炭水化物からとるのが良いとされています。

男女の間を取って1日2000kcalをとるとして、その6割と言えば1200kcal。
仮にご飯だけでそれくらい食べようとすると、茶碗に5杯分くらいになります。
これは、想像以上に多めだと思いませんか?

実際には、各食軽く一杯程度にして、豆類、芋類、緑黄色野菜なども合せて行くと、大変健康的ですね。

肥満、メタボ、生活習慣病が気になるという意味では、普通の食事をしていれば、そう簡単に摂り過ぎということはなさそうです。

しかし、朝は菓子パン、昼はラーメンライス、夜は親子丼。
こんな食事の人は、一度冷静にエネルギーの総量と、炭水化物の割合を計算してみてくださいね。
実は、8割超えてるんじゃないでしょうか。

まとめ

炭水化物の正体は、糖質と食物繊維です。
糖質は、体や脳を動かすための大事なエネルギー源であり、食物繊維はお腹の調子を整えるために欠かせません。

炭水化物は、体にとって「敵」ではなく大切な「栄養素」なんですね。

ただし、取り過ぎは禁物です。目安は総カロリーの50~65%。
健康的なダイエットを目指す人は、総カロリー(女性の目安は1400~2000kcal)の半分を目やすに、炭水化物の量を調整してみてはいかがでしょうか。

間食をしなければ意外としっかり食べられるので、その中で栄養バランスを考えてくださいね。