思考法

価値観って何?価値観はどのように育まれるのか検証してみた

こんにちは。ライターのhitomi♪です。

みなさんは自分の価値観について考えたことはありますか?

なんとなくで、なかなか価値観を表すのは難しいですね。

私の3人の息子たちは今まさに価値観を育んでいるところ。
私から見た息子たちの価値観の検証とあわせて、今回は価値観につてのお話をします。

価値観って何?

そもそも価値観とは何か。物事の価値、例えば、好ましいことや好ましくないことなどを評価し判断する、物事に対しての見方、考え方のこと。

物事の捉え方や優先度の違い、どんなことを大切にしているかなど人それぞれ。これがいわゆる価値観の違いになります。

価値観を簡単に表す5つのタイプ

ドイツの心理学者が分類した価値観の違いのタイプの中から5つをご紹介。

権力志向型 権力で人を支配し、他人を蹴落としてでもトップになりたい思いが強く、自分の存在をアピールしたい人
審美志向型 美しいものなど、「感覚的」な事に最高の価値があると感じ、実生活や社会には関心がありません。客観的に物事を考える人
経済志向型 経済力など資産を重視。人間関係でも相手が金持ちか、自分の金銭的負担を減らすことが出来るかなど損得で物事を考える人
社会志向型 愛情や、人とのコミュニケーションを大事にする人。人と協調していくことに価値を見出し、重要と考える人。
理論志向型 物事を客観的に見て判断し、論理的に理解することに価値感があると考える人

価値観を育む5つのポイント

子供を育てる=子供の価値観を育てるといっていいほど価値観が育まれます。
学校は家族以外の大人と接し、子供同士の関わりで育っていく大切な場所。

また、家庭は子供の価値観を育むのに最も重要な場所です。

子供にとって両親や祖父母など
一番身近な大人の言葉や行動を自然と自分に取り入れ価値観となっていくため、
その点をふまえて私たち親は日々の言葉や行動に注意することが大切です。

1.子供たちに責任を与える

責任というと難しいように思いますが、
自分のおもちゃの片付けや簡単な家事など子供に出来る仕事を与えることで、
自分の管理や責任を果たす事を学びます。

2.子供たちの目標設定に協力する

子供たちは自分の人生において自分で進路を決めなければいけない時がきます。
人生に大きな影響があるこの時の為に、
子供たちと一緒に年間の目標を決めて話し合ったり、将来について話したり。子供たちの夢や希望について耳を傾けていきましょう。

3.親は子供の模範

子供は親の行動を観察して学んでいます。言葉で伝えるより影響が大。日々のちょっとした行動でも子供たちに影響しているという事になります。

4.家族と奉仕する

家族と地域の奉仕作業に参加してみてください。奉仕することを通して親切、犠牲など大切な価値観を学ぶことが出来ます。

5.メディアを監視する

テレビやメディアによって家族の交わる時間は少なく、また子供たちに大きな影響を与えるメディアは注意が必要です。子供たちがメディアで聞いているもの、見ているもの、読んでいるものについて話し合う機会を作りましょう。

親の価値観を押し付けない

「~しなさい。」という風に親の価値観を押し付けすぎると子供の考える力が失われます。良かれと思って手出し口出ししていると子供は判断力や決断力を奪われ、大人になっても誰かに頼らないと生きていけなくなる可能性が。

「学歴重視」「男は男らしく、女は女らしく」など親の持っている価値観、理想を押し付けることを「家族価値」というそう。その結果、全面服従して自分の価値として取り入れる、あるいは逆に反抗して非行に走る可能性も。

また、引きこもりやニートなど社会との関わりが難しい原因のほとんどでもあります。

子供の価値観の検証

私の息子たちの価値観は同じ環境でも少し違います。捉え方の違いや性格の違いなどの理由があると考えられます。

1.登下校

朝登校する時は常に弟に注意をはらい弟を守るお兄ちゃんですが、みんなで下校する時は状況が違います。長男はみんなのペースを乱し、みんなに迷惑をかけるので弟に早く歩いてほしいと私に訴えます。

次男は常にマイペース。
私 「もう少し早く歩かないとみんなが困るよ。頑張って歩ける?」
次男「う~ん。だって疲れるんだもん。足が痛くなっちゃう。」

長男は学校でみんなの事も考えることを学んだ結果、次男はまだそこまで育まれていないと考えられます。

2.おもちゃ

長男はおもちゃを選ぶ時とても目移りしやすく決められません。そして買ったおもちゃは車ですぐに開けて、遊び尽くします。

次男はこれにする!と決める時は早く、車で遊んでも家に帰って寝どこまで大切に持っていきます。

長男は本当にこのおもちゃが欲しいのか、自信がないまま遊ぶので短時間で満足。次男は欲しいがはっきりしているので満足度が長く続きます。

私が子供の時

私の母の実家は宿業。旅行シーズンの時はお手伝いの母に連れられ母の実家に。子供の私もお風呂の掃除から皿洗いまで従妹とお手伝いしていました。そして1日100円もらってアイスを買うのが楽しみ。働いて得る責任、お金の価値観を学びました。

まとめ

子供の時に育まれる価値観は大人になっても影響することが大きく、また両親の影響が強いと思われます。子供の将来のために私たち親は子供が見ている、お手本になると意識して行動に注意し、大切な価値観を育んでいきましょう。